東戸塚ゆ〜かり整骨院症例ブログ「ひじ・ひざの痛み」
2019.03.26
成長痛?お子様の膝の痛み
膝の痛みの原因が
背骨や骨盤の歪みであることは少なくありません。
昼間はいつもと変わりなく 元気に遊んでいたお子さんが、夜になって突然、「足が痛い」と言って泣いたなんてことありませんか?
熱もなさそうだし、腫れもない。
しばらくさすってあげると眠ってしまい、翌朝「足まだ痛い?」と聞いても「痛くない」とケロッとして学校に行きます。
3歳から中学生くらいまでに多く、痛みの場所は、膝関節に一番多く、ふくらはぎ、足首、太ももなどに痛みを訴えることもあり回数も、週に2,3回、月に1、2度あるいは2、3カ月に一度と一定はしていません。
膝の曲げた際の痛みを訴える14歳の女子
2カ月くらい前よからお子さん(14歳の女子)が膝を曲げた際の痛みを度々訴えており、相談をしたいと来院された親子の例です。
まず、膝を触診させてもらうと腫れ・圧痛もありません。
問診でも膝関節のトラブルはなさそうで、検査をしても異常はありませんでした。
成長痛かとも考えましたが、これは膝が問題ではないのかもしれないと考え、背骨と骨盤を診させていただくと骨盤の歪みが原因で股関節の運動制限がありました。
股関節がうまく使えていないために膝に負担がかかり、膝関節が炎症していたんだろうと判断しました。
この事を親御さんと娘さんに話すと「膝が原因じゃなくて、骨盤?」とビックリされていました。
当然ですよね、膝が痛いと言っているのですから。
初回から数回の施術ではで背骨と骨盤の歪みをが改善するために矯正治療をメインに施します。
骨格バランスが整うことによって膝の屈伸制限がなくなる事を目的に施術を行いました。
約5週間施術を行った結果、お家でも姿勢良く座れるようになり、膝の痛みも問題なく曲げ伸ばし出来るようになり、大好きな体操でも活躍しています。
痛みがの原因が背骨や骨盤のゆがみが原因であることも
実は「成長痛」とは正式な病名ではありません。
いろいろ検査をしても異常がなく、むしろ元気な子供に多いのでつけられた名称なのです。
成長に伴っておこる痛みなら、足だけというのも変な話です。現状、原因ははっきりしていませんが、疲労により「だるさ」「ほてり」のようなものを上手に表現できずに「痛い」と言うのではないかと考えられています。
この年頃のお子さんは、一日中活発に動き回っていることが多く、骨の成長と筋肉の成長のバランスがとれていないことも原因のひとつといわれていますが、痛みが病気や足の変形が原因のこともあるので、注意が必要です。
今回の14歳の女の子の場は成長痛ではありませんでしたが、痛い部分が膝であっても原因を探ると背骨や骨盤の歪みが本当の原因であることは少なくありません。
運動をしていらしゃるお子さんもそうでないお子さんも場合成長過程で関節付近に痛みが出る事は多々あります。
痛む部位や訴え方が気になったら、「成長痛」と片付けずに一度ご相談ください。