東戸塚ゆ〜かり整骨院症例ブログ「ひじ・ひざの痛み」
2019.03.26
(上腕骨外側上顆炎じょうわんこつがいそくじょうかえん(通称:テニス肘)
肘の外側の痛み「テニス肘」上腕骨外側上顆炎
テニスのバックハンドの際に肘を傷める方に外側上顆炎が多く発症するために「テニス肘」と呼ばれています。
私たちが患者様を診る際に、
「肘に痛みがある」
「手や腕に力をいれると肘が痛い」
という場合まず最初に考えるのはテニス肘です。
手を使う仕事をしたなど原因がはっきりしている場合もありますが、思い当たることがないことも多く主婦の方にとても多く見られます。
36歳のスポーツ好きな主婦の方の症例
テニスのレッスン後に右肘に痛みを覚え、家事の際圧力鍋を持つ際に重さに耐えられず「力が入らない!?」と感じて来院されました。
問診で、お話をお聞きすると、「テニスに通い始めてから右肘に痛みを感じ、食事を作る際にも痛いなぁ~と感じていて、好きなテニスをするのが怖くなった」と仰っていました。
右肘を診させていただくと、前腕の筋肉が異常緊張して右肘から手首までパンパンにっていました。
外則上顆炎の特徴は、手首を反らす動作をすると肘に激痛が走ります。
一概には言えませんが頑固な痛みの場合は1週間1.2回の通院では、痛みや症状は改善してません。
痛みや症状を1日でも早く改善させたい方には、治療初期は続けて治療を受けに来て頂くようにお願いしています。
今回は、筋肉にかかるストレスをとるために矯正と電圧治療、筋肉の負担を軽減する為にテーピングを提案しました。
初回から9回目の治療後には手首を反らせる動きは楽に出来るようになり「右肘の押された痛みは6割ほどになった。」とのことでした。
その後も、電圧治療とテーピングを続け、自宅でできるストレッチを指導し、毎回私たちが出す宿題を行っってもらった結果、約6週間の治療では右肘、手首も痛みが無くなり、物を持った際の違和感もなくなりました。
これからテニスも徐々に始めます!と笑顔でした。
痛みが治った後の治療で再発を繰り返さないために
手の使用を控えれば早く治りますが、全く使わないというわけにもいきませんので長引きやすく厄介な障害です。
痛みが軽くなるとつい使ってしまい回復と再発を繰り返し悪化するということも珍しくありません。
治療としては、基本的には炎症をとる為に湿布や塗り薬など局所だけに作用する消炎外用薬を使ったり、電気治療をしますが、東戸塚ゆ〜かり整骨院では早く炎症を取る為に筋肉バランスを整えます。
炎症を起こしている原因の前腕の筋緊張にはマッサージをし、テーピングや包帯で圧迫して痛みを取っていきます。
大体の方の治療は週3,4回の施術で2週ぐらいでペインスケールが下がりますが、治ったわけではありません。炎症が治っているだけで、まだ炎症しやすい状態なのです。
痛みが一旦おさまったところからが大事な治療。
らい痛みを繰り返さない為にストレッチ指導や日常生活動作での注意点をお伝えしながら治療をおこなっていきます。
上記の場合ですと約4週間の加療を要しました。