東戸塚ゆ〜かり整骨院症例ブログ「からだのパフォーマンスアップ」
2019.03.20
くりかえす腰痛についてのお話し
ぎっくり腰は癖になる？
実はぎっくり腰が癖になるのではなく、ぎっくり腰を一時的に改善しても、姿勢や生活習慣が改善されていないので、ぎっくり腰が再発するのです。
ぎっくり腰だけではなく、腰痛は日頃の姿勢や生活習慣が大いに関係しています。
腰痛は国民病とも呼ばれていますが、腰痛になってからその原因を思い返すと、『あの動きが……』『あの姿勢が……』と、案外簡単に思い当たる節があるはずです。
ちょっと気をつけていれば防げたものを、一瞬の気の緩みから、長く続く腰痛に悩まされることになってしまった患者様も多いのです。
東戸塚ゆ〜かり整骨院ではぎっくり腰や腰痛の痛みを取る施術はもちろんですが、痛みがおさまったあとはおひとりおひとり姿勢のチェックをして、腰痛が出にくくなる様に日常生活の姿勢の指導もしています。
この記事でわかること
1.ぎっくり腰症例
◯前かがみのまま来院されました。20代男性のケース
前かがみのまま来院されました。完璧に、誰が見ても腰が悪い感じです。
問診カウンセリングをしたところ、ライン製造業で立ちっぱなしの仕事とのことでした。
仕事が終わり、家に帰宅。テレビをつけ一休み。喉が渇いたので、冷蔵庫にコーラをとりに行こうと立ち上がった瞬間、激痛が走り5分間ほど一歩も動けなかったとの事でした。
きっとその“5分間”は3倍以上長く感じたでしょう。
立ち仕事など、その場に立ったままで長時間作業する人は、重力に逆らってカラダを立たせているインナーマッスルを使い続けるため筋肉内に乳酸が蓄積してしまい、さらに椎間板にも負担がかかるので、腰痛が起こりやすくなります。
診せて頂いたところ、ヘルニアや圧迫骨折など腰椎に問題はありませんでしたが、筋緊張がひどい状態でした。
そういう場合は、いきなりマッサージなどをしてしまうと痛みが痛みが増すケースが多いため、という院では骨格調整をして、まずはインナーマッスルを緩めます。
その後、さらに筋緊張を取り除くために筋肉調整をを行いました。
施術時間12分後…
『ハイ、おしましいです。立ってみてください』
「！？真っ直ぐ立てる？？痛くない！！」
と、驚く患者様。
明日は状態を見て、筋肉調整を再度行う予定をお伝えして施術終了です。
この患者様は6回の施術で治癒しました。
◯孫を抱いた際に「ギクッ」となったタクシードライバーさん。50代男性
前出の患者様は、立ちっぱなし。
タクシードライバーこの患者様は座りっぱなし。
座っている方が楽に見えますが、座りっぱなしの体勢は立ちっぱなしよりも椎間板にかかる負担が大きくなるので、腰周囲の筋肉に負荷がかかります。
その負荷の差1.5倍、座位姿勢ー座っている姿勢は、やはり腰痛を起こしやすい体勢と言えますね。
この方も、腰椎に問題なし、神経症状（－）、既往症（－）、左腰から背部筋緊張（強）だったので骨盤矯正＋背骨矯正＆特別指圧 を行いました。
この初回の施術で痛みの60％～70％はとることが出来ます。
タクシードライバーさんや長距離バスの運転手さんなどに「腰痛持ち」と言われる人が多いことからもお分かりのように、長時間座ったままの姿勢は腰痛になりやすいと言えます。立ちっぱなしよりも要注意です。
パソコン作業などで、同じ姿勢で長時間デスクに向う方に腰痛が多い理由は、このためです。
ちなみに年齢は関係ありません。
腰に負担をかけないように座ることの出来るグッズなども数多く販売されていますね。
同じ長時間座るにしても、姿勢正しく座っていれば問題ないと思っている人も多いようですが、実は腰痛持ちにとって一番負担になるのはやはり、『長時間座っている』と言うことなのです。
いくら姿勢よく座っていても、いくら高価なイスを買ってもいくら最新グッズを買っても同じ姿勢を長時間続けると言うことは、限られた筋肉や骨格に負荷が継続的にかかるからなのです。
2.ぎっくり腰は骨格矯正
前での2件の症例でご紹介している施術「骨盤矯正＋背骨矯正」は日本ではまだ民間治療としての認識しかないカイロプラクティックを基本ベースに柔整理論を組み合わせた施術方法です。
米国のカイロプラクティックは神経の働きを回復させて、自然治癒力を最大に引き出すことを目的としています。
神経の働きが悪くなると体の様々な機能の働きも低下し、結果として背骨に歪みが生じます。歪みは関節を変形させたり、椎間板ヘルニアなどを呼び、神経の圧迫などによって痛みや痺れが出てしまいます。
カイロプラクティックは、こうしたことを早い段階で改善することを目的とした施術方法の一つです。
東戸塚ゆ〜かり整骨院で行っている基本的な施術は、骨格矯正と筋肉調整と鍼灸施術の神経調整の3つになります。
骨格矯正で身体の歪みを戻し、正しい姿勢をとることが出来てからで、筋肉の調整を行います。
骨格矯正は骨の弱い高齢の方やお子様は受けることができません。
その場合は、神経調整で痛みを緩和する鍼灸施術もご案内させていただいております。
骨格矯正で東戸塚ゆ〜かり整骨院の施術者が着目している部分は脊椎です。
脳から身体に広がる神経の束、脊髄中枢神経が脊椎に走っていて、精髄中枢神経からは末梢神経が肩や胸、腰、足などの細部に伸びています。この神経の出発点でもある脊椎を、整える事を基本としています。
腰の部分だけを例にすると、腰痛、ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、の痛みの軽減、再発の予防をします。
しかし、腫瘍や感染症、骨粗鬆症の場合は骨格矯正を行うことによって骨折する危険もありますので、適さないと言えます。
また、脊柱管狭窄症などで強い神経症状がある場合は、整形外科で手術しなければいけない場合もありますので、専門医をご紹介させて頂きます。
3.腰痛の予防について
つらい腰痛を繰り返さないために日常生活で気をつけていただくことのいくつかを記載します。
- 骨格のゆがみによる腰痛を予防するには、まずは、姿勢をよくする『正しい骨格配列に整える』こと。
- 前かがみの姿勢が多い方や荷物をいつも片側の肩だけにかけるクセがある方、脚を組むクセがある方は、姿勢をよくする『骨盤の傾きを整える』ことが大切です。
- パソコンなどのデスクワークの時間が長い場合は、時々腰を伸ばすなど背筋の緊張を緩めるだけでも腰痛予防になります。
- 血行不良による腰痛には、マッサージやお風呂に入ることがオススメです。マッサージすると血行がよくなることで乳酸が代謝され疲労が解消するだけでなく、コリや冷えが解消します。
- 日頃から身体に良い食生活をしましょう。例えば、緑黄色野菜を摂る、ビタミン・ミネラルが豊富な食事、甘いものや脂っぽい食事を避けるなどです。
以上、ちょっと面倒ですが、日々の生活習慣の改善が腰痛予防に役立ちます。