東戸塚ゆ〜かり整骨院症例ブログ「捻挫、打撲や腰痛など痛みの改善」
2019.03.15
交通事故治療による「むち打ち症 (頚部捻挫)」の症例と経過
むち打ち症の症例と東戸塚ゆ〜かり整骨院の治療について
「むち打ち」は一般的な名称(呼び名)で、医学的な表現、傷病名は「頚椎捻挫」「外傷性頸部症候群」です。
「頚椎捻挫」「外傷性頸部症候群」が「むち打ち」と呼ばれるのは、そのケガの成り立ちからくるもので、人間の身体はその形状や仕組みにより、無防備なときに不意に衝撃を受けた場合、一瞬にして振り上げて打ったムチのように”しなる”のです。
外力の大小により、 治療期間や後遺症にも大きく影響致します。治療経過が快方へ向かわず思わしくなく症状が残り、痛みや症状が慢性化してしまうケースも少なくありません
この記事でわかること
1.むち打ち症の症例
1-1.頭痛と首の痛み、手のしびれを訴える40代女性
1-2.起床時に手のしびれがひどい20代女性
後頭部から頭頂部にかけて、痛みとしびれ、耳のうしろからビリビリするような感じで、耳鳴り(耳痛)が頭全体に響き、右手に血が止まったような、しびれ感とだるさがあり、手を使うのが苦痛で、特に、朝、寝起起床時に症状がひどいとのこと。
施術開始から4週間経過後頭全体にひびいていた、痛みやしびれ感が50%軽減。寝起きのビリビリ感は相変わらず残っている状態。
2ヶ月間他院で治療されていましたが、症状が改善されず来院された患者さんでした。
頚部の硬直が少しづつ取れてきて、首の動きが良くなり筋肉の硬化による血流低下症状が改善されてきました。
1-3.半身の慢性的な痛み、30代男性
事故後、首(左側)の痛みと左半身に力が入らない(慢性的な痛み)、 疲れやすい、集中力が持続しないとの訴え。
施術直後、首の痛みが、だいぶ軽くなる。左半身を動かしやすくなった気がする
1-4.他院から転療された20代女性
肩と背中が寝るときギシギシ痛くなってねむれない。右肩から腕にかけての痛みで夜は1時間と寝られず、他院から転療され来院されました。
交通事故受傷による頚椎の2番目、3番目のゆがみが原因の痛みと右上肢への放散痛でした。
3週間の加療で夜間痛が30%まで減少、約4ヶ月の施術で治癒となりました。
最後の施術後、沖縄へ友達と旅行へ行くと言っていました。回復されて元気になられた姿は私たちもうれしい限りです!
2.交通事故は早めの適切な治療が大切
2-1.むち打ちの検査
むち打ちの重症度を判定する検査は、大きく分けて二種類です。
- 画像検査
- 神経学的検査
画像検査は、レントゲンとMRIが有効です。レントゲンでは主に骨の異常を確認するもので、痛みや症状の原因に骨折や脱臼の有無が確認できます。
MRIは軟部組織(骨以外の筋肉や靭帯)の異常を確認するために用います。
神経学的検査は、具体的には次の検査が中心になります。
- ジャクソンテスト
- スパーリングテスト
- 深部腱反射テスト
- 徒手筋力検査(MMT)
人間の身体は脊椎の内部に神経が走っていて、どの神経がどこを支配していて、どういう症状を起こすか?という「神経の地図」があります。これをデルマトームといいます。
むち打ちの症状は脊椎の異常からくることが多く、たとえば首から肩とか指先にかけてしびれるというように”つながった感じ”で訴える患者様が多いのです。
私たちは、自覚症状(痛みやしびれなど)から損傷部位や程度を判断しています
2-2.東戸塚ゆ〜かり整骨院のむち打ちの治療
交通事故やコンタクトスポーツ、階段からの転落などで「首を痛めている患者様」の治療に欠かせないモノと言えば、首につける「コルセット」です。
コルセットを付けて、首や腰の可動性を制限する事で、安静にする事ができ、治療にも非常に役立ちます。
痛みが強い場合や、交通事故の直後などには、コルセットは役立つでしょう。
しかし、東戸塚ゆ〜かり整骨院では首のコルセットをおすすめしていません。
交通事故によるむちうちは主に筋肉の損傷です。
筋肉を損傷すると、時間経過とともに緊張が強くなり、固くなっていく特性を持っています。
そこで、コルセットのように、外から固定できるものを使用すると、さらに緊張が強くなり、より症状が強くなってしまう場合もあります。
安静固定が逆効果になる場合もありえるので、当院では、まず骨格配列を整える治療を行うことで頚椎にかかる負担を減らしてから筋肉の治療を行います。
交通事故の、程度により異なりますが、約2ヶ月〜5ヶ月で治癒となります